CASE

実績・事例

東京大学|部局を越えたURAの相互理解と関係構築を促すLSPワークショップ

背景・目的

東京大学のURA(研究支援プロフェッショナル)の皆様を対象に、LEGO® SERIOUS PLAY®(LSP)メソッドと教材を活用したワークショップを実施しました。

東京大学では、本部だけでなく、さまざまな研究科や研究センターなどの部局にURAが配置され、それぞれの専門性を活かしながら研究支援に取り組んでいます。

今回のワークショップには、本部および各部局からURAが参加。普段の業務では所属する組織や担当領域が異なるメンバーが、LSPを通じてお互いの考え方や価値観への理解を深め、部局を越えた交流や関係構築につなげる機会となりました。

実施内容

ワークショップでは、まずレゴ®ブロックの扱いやLSPの対話方法に慣れる「スキルビルディング」からスタートしました。

その後、一人ひとりがテーマに沿って自分の考えをモデルとして表現し、作品をもとに対話。さらにグループでそれぞれのモデルやストーリーを共有しながら、メンバーの考えを統合した「共有モデル」を制作しました。

主なプログラムは以下の通りです。

  • LSPの手法に慣れるスキルビルディング
  • 個人モデルの制作と対話
  • グループでの共有モデル制作
  • 各グループの共有モデルのシェア
  • 今後につなげるアクションプランの作成

当日は5名のファシリテーターで、参加者の対話と協働をサポートしました。

ワークショップで生まれたこと

開始当初はレゴ®ブロックに初めて触れる参加者も多く、少し緊張した雰囲気もありました。

しかし、段階的にモデル制作と対話を重ねていくことで、次第に場の雰囲気が変化。後半の共有モデル制作では、メンバー同士がアイデアを出し合いながら、クリエイティブな作品とストーリーを協働してつくり上げていきました。

LSPでは、一人ひとりが自分の考えを「作品」として表現し、その作品を介して対話します。

言葉だけの会議やグループディスカッションとは異なり、役職や所属、発言の得意・不得意などに左右されにくく、一人ひとりの考えを場に出しやすいことが特徴です。

今回も、作品を通してそれぞれの個性や大切にしていることに触れることで、普段の業務だけでは見えにくいお互いの価値観や考え方を知る機会となりました。

また、各グループの共有モデルを全体でシェアすることで、所属や立場が異なっていても共通して大切にしていることや、一方で異なる視点を持っていることなど、新たな発見にもつながりました。

専門性や所属の異なるURAが、組織の枠を越えてお互いを知り、つながりをつくる。

LSPという共通の「もの」を介した対話が、研究支援に携わる専門職同士の相互理解と関係構築を促した事例です。

参加者の声

「日頃、顔を合わせていても見えないところから少し踏み込んで、個人の性格や仕事に対する向き合い方を理解することができました。」

「同じ素材、お題でも、各自のアイデア次第で無限の表現があり、多様性を肌で感じました。レゴが場を和ませてくれることで、いつもよりオープンマインドなワークショップになったと思います。」

「今まであまり会話したことのないメンバーが大事に思っていることを知ることができました。共有モデルによって、自分だけではできないものを一緒につくる経験ができたことも良かったです。」

「『レゴが仕事に生かせる?』と思いながら参加しましたが、終わってみると仕事に生かせる視点が得られました。」

実施概要

対象:東京大学 本部・各部局のURA(研究支援プロフェッショナル)
形式:対面ワークショップ
時間:約4時間
内容:LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材を活用した個人モデル・共有モデル制作、対話、アクションプラン作成
テーマ:相互理解、多様性の理解、部局を越えた関係構築、協働