東京大学のURA(研究支援プロフェッショナル)の方々を対象として LEGO® SERIOUS PLAY®(LSP)メソッドと教材を活用したワークショップを開催しました。
前回は、本部のリサーチ・アドミニストレーター推進室のみが対象でしたが、今回は部局(学内の様々な研究科や研究センター)のURAの方々にも参加いただきました。私も含め5名のファシリテーターで実施しました。
主な内容は以下:
・レゴブロックの扱いやLSP等に慣れる(スキルビルディング)
・個人のモデル作成
・グループの共有モデル作成
・各グループの共有モデルのシェア
・アクションプランの作成
参加者の方々は年度末で多忙の中でしたが時間をやりくりして参加いただいたことに感謝します。龍岡門から東大病院にかけての桜が満開で、我々のワークショップを歓迎してくれているような気持ちになりました。
レゴ®ブロックに初めて触る参加者もいて、はじめは堅い表情もありましたが、段階を踏んでワークを繰り返すことで徐々に慣れていく様子が伝わってきました。
後半にグループで共有モデルを作るころには、メンバーで協力しながらクリエーティブな発想でアイデアを出し合い、工夫しながら作品やストーリーを作り上げていた姿は印象的でした。各テーブルでの笑顔が増え、場の空気が変わり、心の距離が縮まったのを感じました。
レゴ®ブロックを通して、それぞれの個性、多様性、大事にしていることなどに触れ、加えて各グループの作品のシェアにより、共通点や違いなどについての発見もあったように思います。
今回のワークショップでの学びを踏まえて、2025年度もURAの皆さんが更に活躍されることがとても楽しみです!
=== 参加者からの声(一部抜粋) ===
- 個人の性格が垣間見えたり、仕事に対する向き合い方が理解できたり、日頃、顔を合わせていても見えないところから少し踏み込んで理解できたかな、と思いました。
- とても楽しかったです。レゴはブロックしか触ったことがないほとんどレゴ初心者だったので、レゴパーツの豊富さにびっくりしました。様々な手法での思考の可視化を行うワークショップがありますが、理解しやすく、時間が過ぎるのがとても速かったです。そして、自分の固定概念を反省するとても良い機会になりました。また機会があれば、やってみたいです。
- レゴを介することで、通常のワークショップとは異なる学びが多くありました。同じ素材、お題を与えられているのに、各自のアイデア次第で無限の表現があり、多様性を肌で感じました。また、色・形に制約があるレゴを用いて自分の考えを表現するプロセスでは、自分自身の考えに柔軟性をもたせなければならず、通常とは異なる頭の使い方ができて楽しかったです。そしてなにより、レゴが場を和ませてくれる緩衝材になり、いつもよりもオープンマインドなWSになったのが良かったと思います。
- あっという間の4時間でした。今まであまり会話したことのないメンバーが大事に思っていることなどを知ることができました。ともに共有モデルによって自分だけではできないものを作ることができ、その経験を共有できたこともとてもよかったです。また、各グループの話を聞けたことで、新しい視点や根底にある共通項なども感じることができました。
- ①シンプルに楽しい体験(遊びやクリエイティブな要素) ②グループワークの心地よさ(はじめにルールを明示→互いを尊重し、意見を出し合う) ⇒運営・ファシリテーターの配慮により安心して参加できる質の高いワークショップであったことに加えて、③「レゴが?仕事に生かせる?」と思いつつ参加しましたが、終わってみると「納得。仕事に生かせる視点が得られた」「多忙な時期の研修だったが、頭をリフレッシュすることができた」といった予想外に仕事に直結した学びが得られた研修でした。
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