Port Fuji Coaching

【実施報告】 チームコーチング(東大URA室向け)

東京大学リサーチ・アドミニストレーター推進室(URA室)の方々を対象に2024年11月にLEGO® SERIOUS PLAY®(LSP)メソッドと教材を活用したワークショップを実施しました[開催報告]。

その後、当該ワークショップで明らかになったビジョンやアクションプランのフォローや実現に向けて、2025年3月まで毎月チームコーチングセッションを行いました。

今回、URAの方々に向けてLSPxチームコーチングを実施するのは初めての試みでしたが、URA室の中長期的な取り組み等に貢献できたと感じています。

特にURA室は、ほとんどのメンバーが部局(学内の研究科や研究センター)にも兼務ポジションがあり、また、着任1年目~プリンシパルURAまで幅広い職位の方々で構成されているため、個々としてのパフォーマンスは素晴らしいものの、チーム力を十分発揮するのには難しい状況がありました。

今般チームコーチングで外部コーチが関わることにより、普段のミーティングとは違った環境の中で、お互いの強みや価値観、大切にしたいポイントなどをより深く理解するとともに、「チームとして」の視点を獲得できたことは大きな成果といえるでしょう。

開始当初の昨年11月と比べて、チームコーチングが終了する頃にはチームの雰囲気が変化し、ワンチームで新たなことを成し遂げる、という勢いが伝わってきました。今後の展開がとても楽しみです。

引き続き色々なチームに向けてLSPワークショップやチームコーチングなどで貢献していきたいと思います!

=== 参加者の声(一部抜粋) ===

  • チームとしての気づきもあり、個人としても考える機会となった。LSPを皆でやることやコーチの存在によって、チームメンバーの自発的な思考や行動を引き出してもらえた。
  • 自身にも、その「チーム」にも、このような振り返る機会が必要とされる場は、実際に非常に多くあると思われるが、その機会を作るシステムが少ない職場は多いと思われる。
  • 初回のLSPワークショップの実施により、チームメンバーの意識下に「共有モデル」を持ちながら、チームコーチングに取り組めたことが全体の成果につながったと思います。コーチという存在がいたからこそ、普段はできない抽象的な議論をある程度言語化して継続するとともに、それだけに終わらず、具体的なアクションをそれぞれが設定するというバランスを保つことができました。
  • 5回という限られた時間でしたが、最後の2回はメンバーがファシリテーションを務めたことで、自走できるチームとしての今後の可能性について、実感とともに終えることができました。自分ひとりではなく、「チームとして」前向きな時間を共有し、お互いの考えや思いを言語化し、前向きなアクションプランをたてることができたことは、間違いなく今後への糧になると思います。
  • 普段のチームの活動ではどうしても目先の業務の話をすることに多くの時間を費やしがちですが、今回のコーチングの時間で、集中して、チームとしての中長期的なゴールやあるべき姿、ミッション等を話す時間を持ち、チームとして方向性が見えてきたことが大変良かったと思いました。
  • 伊藤さんにコーチをしていただいたことで、メンバーだけでは気づかないこと(自分たちの良い点など)も見つけられてより客観的に話し合うことができたと思いました。チームとして動いていこうという意思を、各人がよりはっきりと持つようになった気がします。

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